ローラーボールペン用ジリコテ軸の拭き漆は9回重ねています。
写真奥2本が拭き漆で磨きをかけたもので手前はジリコテ軸を研磨のみのものです。拭き漆で黒さが増して深みのある色合いになりました。
今回使用した日本産上摺漆は塗膜がかなり硬いようで「三和磨粉」では艶が出ないのでより研磨力のある「KIKU-MOL」というポリッシングペーストで磨きました。後2回拭き漆をかけてこの軸の拭き漆は終了とします。
ローラーボールペン用ジリコテ軸の拭き漆は9回重ねています。
写真奥2本が拭き漆で磨きをかけたもので手前はジリコテ軸を研磨のみのものです。拭き漆で黒さが増して深みのある色合いになりました。
今回使用した日本産上摺漆は塗膜がかなり硬いようで「三和磨粉」では艶が出ないのでより研磨力のある「KIKU-MOL」というポリッシングペーストで磨きました。後2回拭き漆をかけてこの軸の拭き漆は終了とします。
紅木六角軸万年筆の拭き漆作業を進めています。
写真は拭き漆を4回重ねて乾燥後三和胴擦粉(白)で磨いた状態です。かなり艶がでできましたが漆の厚みがもう少し欲しいので更に拭き漆を続けます。生漆の塗膜の下に見える紅木の色は濃く締まった色になっています。
先日完成したブレードミシンYAZIMA DH-YSをオークションに出品しました。コンパクトな卓上サイズで、縫い速度もモーターのダイヤルで調整出来ます。
趣味で帽子作りをされている方でブレードミシンを探されている方がありましたらオークションを確認してみて下さい。
ペン軸5本を拭き漆で仕上げています。
生漆を刷毛で塗りすぐにその漆を布で綺麗に拭き取ります。一回の拭き漆で出来る漆の膜の厚みは極わずかです。漆の乾燥には湿度70~80%、温度25℃位の環境が必要なので写真のように漆室に8時間以上入れて乾燥させます。この作業は数回から10回位繰り返すことにより綺麗な拭き漆が完成します。
Cambridgeローラーボール用ジリコテ軸の拭き漆を今日から開始します。
写真は下地処理を終えたジリコテ軸2組です。木固めと研磨を繰り返して導管の凹みも目立たなく綺麗な木肌になっています。拭き漆でジリコテの黒色に深みが増してきます。
Cambridgeローラーボールのジリコテ軸の下地処理をしています。
旋盤加工後、軸の太さを調整しながら木固めをしています。写真の軸は既に木固めと研磨を2回繰り返したものです。木肌も綺麗になり軸径も略目標の太さになりました。もう一度木固めと研磨を重ねて導管の凹みが無くなってから拭き漆の作業に移ります。
写真はberea hardwoodsで販売されているCambridgeというペンキットです。万年筆とローボールペンが同じデザインのペンキットで私も良く使っています。
このペンキットを使ってジリコテ(シャム柿)軸のローラーボールペンを2本作ります。仕上げは拭き漆とする予定です。
2本ともご依頼品です。
卓上型ブレードミシンが完成しました。
YAZIMAブレードミシン中古の整備を続けています。必要な修理や調整が終わったのでモーターを取り付けて卓上で使用できるように組み立てました。モーターはスピードコントールが可能なので初心者でも使い易いブレードミシンです。専用押さえやブレードガイドも揃っています。もう少し細かな調整を続けます。
ペン軸の漆仕上げを再開する事にしました。拭き漆仕上げは非常に綺麗なペン軸に仕上がりますが乾燥過程で高い湿度になりますので生活環境の湿度に戻した時に樹種によってはペン軸の肌に波打ちが出来る場合があります。今回は、この欠点克服するために低い湿度(45~50%)でも乾燥するMR漆を使用して漆仕上げのペン軸を製作します。
ペン軸の漆仕上げのためには漆室が必要です。今まで使用していたものは廃棄しましたので新しく写真のものを製作しました。古いクーラーボックスを使用したもで右側の緑色のBOXは温度を一定に保つためのコントローラーでこれも自作です。
(上の写真はクリックで拡大します)
写真右の白いユニットはコードレスの温度・湿度計の送信ユニットで遠隔で漆室内の温度・湿度が監視できます。左側のスペースに漆塗りしたペン軸を置いて乾燥させます。
温度調節のための熱源はAC100Vの保温プレートを分解してヒートプレート部分を使っています。