ペン軸5本を拭き漆で仕上げています。
生漆を刷毛で塗りすぐにその漆を布で綺麗に拭き取ります。一回の拭き漆で出来る漆の膜の厚みは極わずかです。漆の乾燥には湿度70~80%、温度25℃位の環境が必要なので写真のように漆室に8時間以上入れて乾燥させます。この作業は数回から10回位繰り返すことにより綺麗な拭き漆が完成します。
ペン作りやレザークラフトの作業内容や日々の出来事を記載しています。
ペン軸5本を拭き漆で仕上げています。
生漆を刷毛で塗りすぐにその漆を布で綺麗に拭き取ります。一回の拭き漆で出来る漆の膜の厚みは極わずかです。漆の乾燥には湿度70~80%、温度25℃位の環境が必要なので写真のように漆室に8時間以上入れて乾燥させます。この作業は数回から10回位繰り返すことにより綺麗な拭き漆が完成します。
Cambridgeローラーボール用ジリコテ軸の拭き漆を今日から開始します。
写真は下地処理を終えたジリコテ軸2組です。木固めと研磨を繰り返して導管の凹みも目立たなく綺麗な木肌になっています。拭き漆でジリコテの黒色に深みが増してきます。
Cambridgeローラーボールのジリコテ軸の下地処理をしています。
旋盤加工後、軸の太さを調整しながら木固めをしています。写真の軸は既に木固めと研磨を2回繰り返したものです。木肌も綺麗になり軸径も略目標の太さになりました。もう一度木固めと研磨を重ねて導管の凹みが無くなってから拭き漆の作業に移ります。
写真はberea hardwoodsで販売されているCambridgeというペンキットです。万年筆とローボールペンが同じデザインのペンキットで私も良く使っています。
このペンキットを使ってジリコテ(シャム柿)軸のローラーボールペンを2本作ります。仕上げは拭き漆とする予定です。
2本ともご依頼品です。
卓上型ブレードミシンが完成しました。
YAZIMAブレードミシン中古の整備を続けています。必要な修理や調整が終わったのでモーターを取り付けて卓上で使用できるように組み立てました。モーターはスピードコントールが可能なので初心者でも使い易いブレードミシンです。専用押さえやブレードガイドも揃っています。もう少し細かな調整を続けます。
ペン軸の漆仕上げを再開する事にしました。拭き漆仕上げは非常に綺麗なペン軸に仕上がりますが乾燥過程で高い湿度になりますので生活環境の湿度に戻した時に樹種によってはペン軸の肌に波打ちが出来る場合があります。今回は、この欠点克服するために低い湿度(45~50%)でも乾燥するMR漆を使用して漆仕上げのペン軸を製作します。
ペン軸の漆仕上げのためには漆室が必要です。今まで使用していたものは廃棄しましたので新しく写真のものを製作しました。古いクーラーボックスを使用したもで右側の緑色のBOXは温度を一定に保つためのコントローラーでこれも自作です。
(上の写真はクリックで拡大します)
写真右の白いユニットはコードレスの温度・湿度計の送信ユニットで遠隔で漆室内の温度・湿度が監視できます。左側のスペースに漆塗りしたペン軸を置いて乾燥させます。
温度調節のための熱源はAC100Vの保温プレートを分解してヒートプレート部分を使っています。
YAZIMAブレードミシンの修理をしています。
プーリーの回転が途中で重くなる原因が判明しました。写真の針棒が何らかの衝撃でわずかに曲がっていました。この針棒を本体から抜いて直線定規を当てながら真っ直ぐに修整するとスムースな動作になりました。その他もチェックしましたが他には問題はなさそうです。
屋久杉の油瘤です。油杢とも呼ばれ油分を含んだ瘤なので木目が複雑で艶のある深い色合いの素材です。同時に光明も見られる事も多くペン軸にすると非常に美しいペンになります。
写真奥が久杉油瘤の六角軸、手前は花梨瘤の六角軸です。両方とも旋盤加工してサンドペーパーで研磨した状態です。これから下地処理をしてカルナバワックスで仕上げます。
YAZIMAのブレードミシン(ジャンク扱い)をオークションで入手しました。帽子の製作などに使うミシンですが入手が難しいミシンです。
プーリーを回すと針は上下しますが途中で硬くなってスムースに回転しません。修理が必要です。
中央の機構部分を覆うカバーが無くなっていますが動作には問題がありません。良いアイデアが浮かべばカバーも自作します。
専用押さえやガイド、針板、送り歯などの部品は揃っているようなので、時間をかけて整備しモーターを取り付けて卓上型の小型電動ブレードミシンにします。